医学生のiPad勉強法|6年間使って分かったApple Pencilが役立つ場面

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医学部の勉強では、講義資料、PDF、問題集、図表など、扱う情報量がかなり多くなります。

僕自身、医学部に入ってから約6年間、iPadとApple Pencil(第2世代)を勉強に使ってきました。

ただ、最初に大事なことを言うと、Apple Pencilを買えば成績が上がるわけではありません。

大切なのは、覚えるべき情報をどう整理し、どう復習し、どう思い出す練習につなげるかです。Apple Pencilは、その勉強をやりやすくする道具のひとつだと考えています。

僕が特に便利だと感じているのは、講義資料やPDFを印刷せず、その場で書き込みながら1か所にまとめられることです。

iPad勉強のメリットは「手書きだから記憶に残る」だけではない

紙に手書きする方が覚えやすい、デジタルは記憶に残りにくい、と聞くことがあります。

ただ、医学生68人を対象に、紙への手書き、ノートPC、タブレットでノートを取った場合を比較した研究では、短時間後の事実・概念の想起成績に有意差はありませんでした。一方で、タブレットでは図、ハイライト、その他のメディアを組み合わせやすいという特徴が見られています。

つまり、iPadを使う価値は「デジタルにすれば自動的に覚えられる」ということではなく、資料を整理し、図や文字を書き込み、自分が復習しやすい形を作れることにあると思います。

僕の場合も、iPadを使う最大の理由はここです。

僕が6年間続けているiPad勉強の使い方

1. Goodnotesに講義資料やPDFをまとめる

一番よく使っているのはGoodnotesです。

講義資料やPDFを取り込み、そのまま重要部分に線を引いたり、余白に短いメモを書いたりしています。

紙の場合、印刷した資料が科目ごとに増えていきますが、iPadなら1台の中にまとめられます。

必要な資料を探して、そのまま書き込み、後からまた確認できる。この「勉強を始めるまでの手間が少ない」ことが、自分にはかなり合っています。

2. 図に矢印や一言を書き足す

医学では、解剖、生理、病態など、文章だけで覚えるより図を見ながら理解した方が分かりやすい場面が多くあります。

そういうとき、図の横に矢印を書いたり、「ここが原因」「ここからこう変化する」と短く書き足したりしています。

文章をきれいにノートへ写し直すより、すでにある資料に必要な情報だけ足す方が速い場面も多いです。

3. 復習するときに同じ資料へ戻れる

デジタルノートの便利なところは、勉強した資料を同じ場所に残しやすいことです。

医学生・歯学生を5年間追跡した研究でも、iPadでコメント、下線、画像への書き込み、描画などを行い、個人のデジタルライブラリとして整理していたことが報告されています。

ただ保存するだけでは勉強にはなりません。

僕は資料を見返すときに、書き込んだ内容を確認したり、問題を解いたあとに必要な部分へ戻ったりするために使っています。

そこで重要になるのが「書き込む道具」

iPadを資料閲覧だけに使うなら、Apple Pencilはなくても問題ありません。

でも僕のように、PDFへ直接書く、図へ追記する、Goodnotesをノート代わりに使うとなると、ペンがある方が使いやすくなります。

僕が医学部入学時から使っているのは、Apple Pencil(第2世代)です。

約6年間、同じ1本を使い続けています。

6年使っていて一番便利なのは「機能の多さ」より手間の少なさ

iPadの側面に付けて充電できる

Apple Pencil(第2世代)は、対応するiPadの側面へ磁力で取り付けて、ペアリングと充電ができます。

僕は基本的に使い終わったらiPadの横へ付けています。

別の充電器を用意して、勉強を始める前にペンだけ充電する、という手間がほぼありません。僕の場合はiPadケースにペンシルをしまうと充電される形状になっています。

毎日使う道具なので、この小さな手間の少なさはかなり大きいです。

ダブルタップでペンと消しゴムを切り替える

僕がGoodnotesで特によく使うのが、Apple Pencil側面のダブルタップです。

書く、消す、また書く、を繰り返すときに、画面上の消しゴムアイコンまで毎回手を伸ばさなくて済みます。

派手な機能ではありませんが、6年間使っていて「毎日の勉強で何度も使う機能」はこういう部分です。

逆に、6年使って気になるところ

大きな不満はありませんが、僕の場合、手が乾燥しているとApple Pencil本体が少し滑りやすいと感じます。

特に冬場は気になることがあります。

これは書き味そのものというより持ちやすさの問題なので、グリップ感を重視する人はスリーブなどを検討してもいいと思います。
僕も一時期シリコン性のカバーをつけていましたが経過とともに緩くなってきたので外しました(笑)

ただし、スリーブによってはiPadへの磁気装着や充電に影響する可能性があるため、対応状況は確認した方が安全です。

Apple Pencilが向いている人、なくてもいい人

Apple Pencilが向いているのは、iPadを「読む端末」ではなく「書き込んで勉強する端末」として使いたい人です。

たとえば、

  • 講義資料やPDFへ直接書き込みたい
  • Goodnotesなどでノートをまとめたい
  • 図や模式図へ矢印やメモを追加したい
  • 紙の資料をなるべく増やしたくない
  • iPadでイラストも描きたい

という人には相性がいいと思います。

逆に、動画を見る、電子書籍を読む、資料を眺める、といった用途が中心なら、Apple Pencilを急いで買う必要はありません。

2026年現在は「Apple Pencil第2世代を買えばいい」ではない

ここはかなり重要です。

僕が使っているApple Pencil(第2世代)は、現在販売されているすべてのiPadで使えるわけではありません。

Apple公式によると、第2世代に対応するのは、iPad mini(第6世代)、iPad Air(第4・第5世代)、11インチiPad Pro(第1〜第4世代)、12.9インチiPad Pro(第3〜第6世代)です。

一方、近年のiPad ProやiPad Air、iPad mini(A17 Pro)などでは、Apple Pencil ProやApple Pencil(USB-C)が対応します。

そのため、これから買う人はApple Pencilから選ぶのではなく、まず自分のiPadのモデルを確認して、対応するApple Pencilを選ぶのが安全です。

僕が6年間使っている第2世代の使用感は参考になりますが、現在のiPadを持っている人が同じモデルを買うべきとは限りません。

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まとめ:iPad勉強の主役は勉強法。Apple Pencilはそれを支える道具

Apple Pencilを使えば勉強ができるようになるわけではありません。

でも、講義資料やPDFをまとめて、必要なところに書き込み、あとから同じ資料へ戻るという勉強をするなら、かなり便利な道具です。

僕は医学部に入ってから約6年間、同じApple Pencil(第2世代)を、Goodnotesでの試験勉強を中心に使い続けています。Procreateで絵を描くときにも使っています。

特に気に入っているのは、iPad側面でそのまま充電できることと、ダブルタップでペンと消しゴムを切り替えられることです。

iPadを閲覧中心で使うなら不要です。

一方で、iPadの中で「読む・書く・整理する」を完結させたい人には、Apple Pencilは検討する価値があると思います。

購入する場合は、必ずApple公式の互換性一覧で、自分のiPadに対応するモデルを確認してください。

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参考にした一次情報・研究

  • Apple「Apple Pencilの互換性」(2026年3月31日公開のサポート情報)
  • Wiechmann W, et al. No difference in factual or conceptual recall comprehension for tablet, laptop, and handwritten note-taking by medical students in the United States. 2022.
  • Pyörälä E, et al. The art of note taking with mobile devices in medical education. 2019.

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